優秀な主治医ほど、セカンドオピニオンに対して肯定的な姿勢をとります

多くの患者さんは、どうすれば安心な医療を受けられるのか、あるいは効率的な医師のかかりかたはどうするべきか、という疑問を持っているようです。

イメージとして、「大学病院などの大病院は医師も優秀で、最新な設備が揃っているため、患者で混雑して待ち時間も長い。」、逆に「クリニックは医師も設備もそれなり。でもいつも見てもらっているので、喋りやすく受診しやすい。」という感じが定着しています。

「大きな病気っぽいなら大病院に、軽症そうなら開業医のクリニックを受診する。」という理由で医療機関を使い分けています。そんな考えには大きな落とし穴が潜んでいることを医師は知っています。

それでは医師や医師の家族が病気になった時にどの様に医療機関を受診するのでしょうか? 医師は初期の診断を含めた判断能力が、設備や肩書きに関係ないことを知っています。

また医師は面接のプロ、誰が自分のことを一生懸命考えてくれるのかよく知っています。そんな医師は自分の一番信用する医師に相談をし、判断を仰ぐのです。次にその判断に従って、設備や力量、人間性までも考慮にいれた専門医の紹介を受け、自分や家族が医療を受けることが多いのです。

それなら一般の人はどうしたらいいのでしょう?それはまったく同じ考えでいいのです。一番信用している医師(主治医)にまず相談すればいいのです。どうしても心配であれば最近はセカンドオピニオンという他の医師の意見を求めればよいと思います。

医師(主治医)が力量もあり、考え方も立派であるほどセカンドオピニオンには肯定的なものです。そうすれば継続した治療が受けれる上に、無駄な検査を受けずにすみます。経済的にも特定療養費などの上乗せ料金が不要になります。

最大の利点は、闇雲に大病院を受診するより、力量も人間性も優れた専門医にあたる確率が高いということです。そして専門医の治療が一段落して外来通院になった場合も情報や検査結果が元の主治医に戻ってきているので、無駄な通院時間や手間が省けます。この状態を病診連携といい、地域医療のあるべき姿なのです。

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